大わらじ(高知県津野町宮谷 堂の口あけ)

国道197号線をどんどん山の方に向かっていくと、
宮谷の集落に向かう分かれ道に「大わらじ」の標識。

なるほど。
大きなわらじが飾られています。

ところが
ある朝、
ない?!
さて、どこに行ったのでしょう?

というお話・・・・・次回に続きます。

Posted in 【里山美術館-春】, 学び旅-風土、歴史、伝承- | Leave a comment

農家民宿・漁家民宿のお料理・献立partⅡに「しまなみの『レモンの花紅茶』」を追加しました。

 農家民宿・漁家民宿のお料理・献立partⅡに「しまなみの『レモンの花紅茶』」を追加しました。
 (お料理・献立は全部で54品になりました。)

Posted in お知らせ | Leave a comment

畑の春

  田舎暮らしをしていると、季節に敏感になるとよく言われます。
  たしかにそうだなぁ、と思うことのひとつに
年明け、特に立春すぎてからの畑の様子があります。

 名歌「早春賦(作詞作詞:吉丸一昌、作曲:中田章)」にも

「氷解け去り 葦(あし)は角(つの)ぐむ
 さては時ぞと思うあやにく
今日もきのうも雪の空」
とあります。

  葦は角ぐむとは、葦の芽が伸びようとし始めること。

  昨年の稲の切り株の元に青々とした草が生え始めています。
 私たちはつい、暖かくなったら草は伸
びると思いがちですが
 日長、陽射しのどこをどう感じとるのか
 昨日よりも寒いにもかかわらず
 寒さは一層厳しいにもかかわらず
草の芽生えは始まります。

 もし「希望」というものが目に見えたら、こういう姿をしているのかもしれません。

Posted in 【里山美術館-春】 | Leave a comment

「東山(ひがしやま)」づくり を習ってきました。

 東山の原料はサツマイモですが、焼き芋用の品種ではなく
干すと一段と甘く、一段と赤くなる品種です。
むかしは「にんじんイモ」とか「カボチャイモ」と呼ばれる在来種でしたが
最近は「紅サツマ」という品種が主流になってきました。

 紅サツマの皮を厚めに剥いて一晩水でアク抜きをします。

 いつもは大釜で炊くのですが
今日はちょっと少なめなので、羽釜で炊きます。

 ガスよりも薪の火の方ができが良いとか。
そういえば福島県二本松市玉嶋屋さんも「薪で炊くので品質の良いお羊羹」で有名。
なぜ薪の火がいいのかしら・・・。

 それはともかく、
芋が炊きあがる4~5時間の長い間、薪の火を見ながら飽きない時間を過ごします。

炊きあがったお芋は二つに割って高さを均してあとは干す。
ただ干す。

最初の乾燥が肝心なので、天気予報をよーく見て、高気圧がしばらく居座りそうな気配の時に仕込みます。

  

 一週間もするとみごとなサンゴ色の東山になります。

 東山づくりは、昔の食文化や、くらしを知る素敵なワークショップでした。

 今年の東山の季節はほとんど終わりですが

 

 東山づくりワークショップのお問い合わせは
 愛媛県愛南町 農家民宿「かじか」さん
 愛南グリーン・ツーリズム推進協議会 

 まで。

Posted in 【里山美術館-冬】 | Leave a comment

東山(ひがしやま)ってなぁに?

 四国の南西部、高知県なら幡多、愛媛県なら南予に伝わる美味しい干しイモのこと。

  ねっとりした食感
 自然で、濃厚な甘味
 ちょっとカラメル風味の芋の香り
お菓子のように美味しいことから「干菓子山」と名付けられたという説もあり
ご存じない方は、とても残念なこと!

 干す前の東山は柔らかくて傷みやすいので
 乾燥した冷たい風と、太平洋側の冬の晴天で一気に干しあげないと
 いい品質になりません。

東山作りの季節はもうそろそろ終わりますが
どのようにして作るか次回のブログでご紹介しましょう。

Posted in 【里山美術館-くらし】, 【里山美術館-冬】 | Leave a comment

粟(あわ)入り雑穀餅

 粟は東アジア原産といわれ、エノコログサから進化したものだそうです。
 エノコログサといえば「猫じゃらし」、あのぽわぽわしたものを想像すると全く違っていて、このように「豊穣」といった感じの大きな穂になります。

 黄色に熟し、たれさがる穂にはそれはそれはたくさんの粟の実が付きます。

 日本では米より早く栽培が始まり、縄文時代の遺跡からも発見されるそうです。
 新嘗祭の供物としても米とともにアワが用いられ、日本各地で栽培され献上されます。

 お米にうるち米ともち米があるように、粟にも粳粟(うるちアワ)と糯粟(もちアワ)に分かれます。
 京都は北野天満宮の真向かいにある粟餅は糯粟を蒸して作りますが
 画像は粟をもち米に混ぜて搗いた雑穀餅。

炭火で焼いていただくと粟の香りがしてかすかなぷちっとした食感があります。

ぐーっと伸びるお餅、最近なかなか見かけなくなりました。

Posted in 【里山美術館-冬】 | Leave a comment

鳥毛ひねり(高知県仁淀川町秋葉祭り)

 一年で一番寒いこの時期
 高知県仁淀川町の秋葉祭りです。

 ご存知の方も多い「鳥毛ひねり」
 火事装束の若者が
 このように先端に鳥毛を飾った重い鳥毛棒(7mあるとか!8kgもあるとか!)を
投げ合って受ける勇壮な舞いです。

 受け手は、鳥の飛翔のような優雅で、キレのいい舞を続けます。
 タイミングを見て
 投げての手を離れた鳥毛棒は

見事に受け手に。
棒の衝撃を身体をくるりと回して制御して止めると
満場の見物人から拍手が起こります。

Posted in 【里山美術館-春】 | Leave a comment

切干し大根

 立春は過ぎても、まだ寒い、
というよりもさらに寒い。
 切干大根はそんな寒い時期の風物です。
 藁の柱に刺した棒に、切干大根をひとつひとつ丁寧に刺して干しています。

 目に沁みるような白さ。

 古事記ではある大王(おおきみ)が后に
「あなたの大根(おほね)のような白い腕」が恋しいと歌に詠みます。
ああ、なるほど、このような透き通るような白い腕ならば・・・と思います。

Posted in 【里山美術館-冬】 | Leave a comment

梅干しのアイスクリーム

 梅干し・・・と聞いて試してみずにはいられません。
 早速注文です。

 一見、苺かな?と思わせる淡いピンク色。
 口に入れると、おお! しょっぱくて、シソの香りが広がって、まさしく梅干しです。
 クリームとアクセントのきいた酸味がチーズケーキを思い出す風味になっています。

 材料の梅干しは、この地域の梅干し作りの名人のもの。
  梅干し単独では売っていないので、お店の店長さんが自家用を譲り受けて、完全な手作りでアイスクリームに仕上げます。

 道の駅布施ヶ坂(0889-62-3225)の新商品です。
 どんなに美味しくても、今のところ通販はやっていませんので ぜひここに来て、召し上がれ!

Posted in 【里山美術館-春】 | Leave a comment

節分飾り

 高知県中央から少し西よりの高幡地域の節分飾りです。
 農産物直売所の「道の駅布施ケ坂」で
 こうやって束にして売っていました。

 トゲとトゲのタラの木の枝を割って、
 さらにトゲトゲのヒイラギを挟みます。
 これを見れば悪鬼も恐れをなして逃げていこうというものです。
 イワシを添える地域もあるということです。

 直売所では
 こんなかわいい節分飾りも。
 節分のころのインテリアに最適。


 
 

Posted in 【里山美術館-春】 | Leave a comment