この時期、青みを帯びた木下闇(こしたやみ)にぽつぽつと灯が点ったように咲くのはドクダミの白い花。
ドクダミは十薬(ジュウヤク)とよばれる薬草でもあります。
子どもの時に小耳に挟んだのは、蓄膿症(副鼻腔炎、昔の子どもには多かった)にはドクダミの生葉をよく揉んで子どもの鼻にそのまま詰め込んでおくとよく効く・・・・という大人達の立ち話。
独特の葉のにおいが大嫌いだった私はおそれをなし、白い花までもうとましく感じたものです。
今では好みもすっかり変わり、ハーブのような香り、と思うようになりました。