お料理・献立partⅡに農家民宿「いちょうの樹」さんの「コシアブラとハムのサラダ」を追加しました。
農家民宿・漁家民宿のお料理・献立は全部で62点になりました。
タンポポの実が熟し綿毛がいっぱいに広がった。
満を持して、という言葉が頭に浮かぶ。
小さな覚悟や決意を持って飛び出していく子達。苦い世間の風に吹かれても、きっとどこかにたどり着いて
あなただけの花を咲かしてほしいと
私たちの幼いころは野山が遊び場。春先から梅雨になるまでの初夏は特にうれしい季節でした。 様々な花の中でもアザミはとりわけ大好きな花でしたが葉にトゲがあるので私の小さな花束に入ることはありませんでした。しばらく眺めるだけ。それでも好きでしたねー。
Wiki.には「(アザミには)多くの種があり、今でも新種が確認されることがある・・・・」と書いてあります。
「農業全書」にも同様に「あざみ色々あり。」とあり、その中には「菜にし食するには萵苣(ちさ)の葉に似て広く、刺なくやはらかにして、菜園に作る物あり」、つまりトゲのないアザミもある、とも書いてあります。
食べ方としては、「苗の時、又はわかき時、葉をかぎ茹(ゆび)きてあつ物、あへ物、ひたし物などに用ゆべし」と。
でも、アザミに全くトゲがなかったしたら・・・・紫の上品なあの花は、幼い私をあれほどに惹きつけただろうか?この季節ふと考えること。
本名は「ヤハズエンドウ」といいます。
四国~九州の野原では、この季節やたらと元気に伸びてきていっぱいに広がります。
エンドウによく似た小型の紅紫色の花が咲き、これまたエンドウそっくり小さな莢をつけます。
古代のオリエントでは今のエンドウなどのように作物として栽培されていた、とのこと。
私たちも幼い頃は、おままごとでおかずにしました。こうやって開いてみるとまさしくミニチュアエンドウです。
ところがカラスノエンドウは実はソラマメの仲間なんですって。大人になると、いろんな知識が増えますねー。
でも、それはそれとしてカラスノエンドウは思い出の中にある。
おままごとの中ではたしかにお母さんがよく作ってくれる大好きな「エンドウ豆」の甘煮の味がしましたもの。
今日はイースター!
イースターといえば「イースターエッグ」。卵は「再生」の象徴なのです。
イースターにちなんで農林漁家民宿のお料理お献立partⅡに農家民宿「はこば」さんの「土佐ジローの卵のスモーク」を追加しました。お料理、お献立は58品になりました。
干しイモ(ほしか)を挽いた粉を練って、蒸して作る真っ黒なお餅です。
今は小豆の餡が主流ですが、昔は熟しすぎて固くなったえんどう豆やそら豆を使った餡でした。
余りもの利用の 「節約」だったんだろうけど、それにしても美味しかったなー。野趣に富んだ、こくのあるお味で。
小豆餡のイモ餅は高知県では今も昔ながらの「お餅屋」さんで買うことができます。
見かけのタフさとうらはらに足の速いお餅ですから、買って、すぐに食べる。そういうおやつです。
さて・・・・「いも餅」シリーズはここでいったんお開きとしましょう。
「ジャガイモ餅」
「サトイモのいも餅」
「サツマイモのいも餅)」
「干しイモ(ほしか)を一緒につき込んだ餅」
「干しイモ(ゆでぼしか)を一緒につき込んだ餅」
「干しイモ(ほしか)を挽いた粉でつくるいも餅」
・・・・あなたのふるさとの「いも餅」はありましたか?急に食べたくなったりしませんか?
あなたの「イモ餅」教えてください。
よろしければ掲示板まで!
干しイモ(サツマイモを生のまま干した「ほしか」)をもち米と一緒に蒸してつき込んだ餅です。
高知県東部では「かんばもち」の名で呼ばれます。
画像では「ほしか」のかけらを残した仕上がりですが、かけらを残さずに滑らかに搗いたものもあります。
家々の好みでしょうか。
粉っぽい独特の舌触り、ほのかな甘さがあります。あぶるとさらに香ばしくなります。
東京のアンテナショップでも買えます。地元高知県でも主に出回るのは冬場です。
こちらは干しイモ(ゆでぼしか)を一緒につき込んだお餅。ゆでぼしかの色によって、黄色から橙色まで。
「かんばもち」よりもねっとり、甘いお餅です。