今朝のテレビ、ご覧になりましたか?
2007年から2009年に認定されたおかあさん100選。
今、また注目されています!
今朝のテレビ、ご覧になりましたか?
2007年から2009年に認定されたおかあさん100選。
今、また注目されています!
農林家民宿おかあさん100選認定者でもあり、 このHPでも今まで、たくさんの素敵な手作りのお料理を紹介してきました。
本の名前は
「農家民宿はこばの四季
-四万十町大正中津川の暮らしー」
8月下旬ごろ発売になります。
「はこば」さんのある四万十町大正中津川集落の四季を追って
集落のくらし、自然、空間を横軸に
時の流れを縦軸に
今の日本の山村の姿をありのままに写し取っています。
地域観光、移住促進など、地域が抱える課題に対して、地域のコンシェルジェ「農家民宿」が果たす役割が浮かび上がり
地域振興を考えている方にはヒントが見えると思います。
今農村が抱えている課題を絵本のように解き明かし
田舎を学びたい、田舎で役に立ちたいと考えているたくさんの若者にとって
絶好の田舎入門書になります。
ぜひご一読を!?
この時期、青みを帯びた木下闇(こしたやみ)にぽつぽつと灯が点ったように咲くのはドクダミの白い花。
ドクダミは十薬(ジュウヤク)とよばれる薬草でもあります。
子どもの時に小耳に挟んだのは、蓄膿症(副鼻腔炎、昔の子どもには多かった)にはドクダミの生葉をよく揉んで子どもの鼻にそのまま詰め込んでおくとよく効く・・・・という大人達の立ち話。
独特の葉のにおいが大嫌いだった私はおそれをなし、白い花までもうとましく感じたものです。
今では好みもすっかり変わり、ハーブのような香り、と思うようになりました。
お茶にもいろいろな品種があります。しかし、日本全国で栽培されているお茶の品種の9割を「やぶきた」という品種が占めているそうです。
山村には「やぶきた」のほかに「山茶(やまちゃ)」と呼ばれる茶があります。品種名は分かりません。もちろん味も香りも立派な「茶」です。「やぶきた」以前に栽培されていた品種が残っているのでしょうか、あるいは自生していたものでしょうかけっこう大きな木も見かけます。
おなじみの日本茶はお茶の若葉を摘み取って加工場で蒸して作ります。一方、釜炒り茶といって茶葉を釜で炒ってつくる方法があります。
火にかけた鉄釜で炒り、手で揉みながら乾燥させていくという作業を繰り返して作ります。釜炒り茶はあっさりした味と、少し香ばしい香りがします。
「山茶」は釜煎り茶にして日常使いにします。
五月晴れの農家の庭先、このように釜炒り茶を干す風景が見られます。
独特の香ばしくて同時に草の青さを感じさせる美味しさを、ぜひ皆さんに味わっていただきたいですが
「山茶の釜炒り茶」は農家の自家用なので市場にはあまり流通しません。
高知県黒潮町でカツオの捌き方を教わります。
先生は元漁師さんです。
のっけに「カツオには切り取り線がある」とおっしゃる。
???
「ほら、ここに」
おお、先生の指さすところ、カツオの胸びれと背びれを結ぶような感じでうっすらと。光り方が違う、という感じでたしかに線が見えます。
「ここに、こうして刃を入れる。」なるほどスーッと刃が入っていきます!
と調子づいていたら、「無駄な力をいれちゃいかん」。
・・・おっと、気をつけなきゃ(-“-)。
切り取り線に沿って刃を入れて、一度だけぐっと力を入れると(ここで骨を断つのです)難なく頭が離れます。
さらに捌いていくと・・・・こんなきれいな切り口です。
漁師(プロ)の捌き方は大胆で鮮やか。感心している間にレッスンが終了してしまうのでした。
今が旬のえんどうまめのふるさとはオリエント地方、地中海沿岸。
もともとは麦畑の雑草だったのが、品種改良されて、今のぷっくりしたお豆さんになりました。
ご存じ宮崎安貞の記す「農業全書」にもこのように紹介されています。
「春に至ってはやくもろもろの豆にさきだちて實るを賞翫とする(春になると早く、他のいろいろな豆より先に実を付けるのを食べる)」
ここまでは、なるほどなるほど・・・・。
ところが次の段落には
「又おほくうへおき。春になり其苗をとり、田のこやしに用いてすぐれてよくきくものなり。ことに苗代のこゑとして無類のものなり。」
つまり「苗を多く植えておいて、それを刈り取って肥料として用いると、すごくよく効く・・・」と。
この箇所でうーむ・・・・と唸ってしまった。何故って?
豆類は根に根粒菌がついていて、空気中の窒素を土の中に取り込んで肥沃にする、というのはよく知られています。だから、豆の苗を肥やしに用いるということは、実に合理的で、何の不思議もありません。
それよりも、昔の農業って肥料まで栽培していたんだーと・・・・・さらには・・・・いつのまにか「肥料は買うもの」という思い込みに染まっていた自分自身に驚いてしまったわけです。
(厳しい寒さを越して春先、ぐんぐん伸び始めるエンドウマメ。全書の記述から察するにもう少し育った状態で刈り取って肥料にするらしいです)