シオカラトンボ

 日本の本州の古名は、『古事記』 (712年) では、「大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)」、『日本書紀』(720年)では、「大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)」と表記されており、ひいては日本の異名の一つとなっています。
 日本の神話では、神武天皇が国土を一望してトンボのようだと言ったエピソードから、秋津洲=蜻蛉洲とも書きます。トンボの島という意味です。

 形もが似ているだけでなく、日本の国土は昔湿原が多かったようですから、きっとたくさんのトンボが飛び交っていたのでしょう。 

 専門家にお聞きすると、春先から秋にかけて、さまざまな種類のトンボが代わる代わる登場します。水田の管理と密接に関連した生態系になっているようです。

 耕作放棄が増えると、トンボたちにも影響します。
 トンボも立派な里山の住人です。

画像はシオカラトンボ。
割と人なつこいトンボで、じっと近くに止まってくれるので写真も撮りやすい。

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