江戸時代に日本にやってきたサツマイモは蒸して美味しく焼いて美味しく、焼酎の原料にもなるし・・・・
干せば重宝な保存食にもなります。
地域によっては「干しイモ」を「ほしか」と呼びます。
「ほしか」というと日本史では「干鰯(ほしか)」のほうが知られているかも。「干鰯」は干し魚、江戸時代には肥料として用いられたのです。でもここでは「ほしか」と呼ばれる「干し芋」のこと。
その「ほしか」には大きく分けてふた通りの作り方があります。
まず「生イモを輪切りにして干した「ほしか」。このままでは硬いので、粉に挽いたり、水に戻して煮て食べます。
もうひとつはイモをいったんふかしてから干した「ゆでぼしか」。「ほしか」よりも柔らかいのでそのまま食べたり、軽く火で炙って食べたりたりします。
四国南西部の特産品「東山(ひがしやま)」。名前の由来は干菓子のようにおいしいから・・・とも。
このそれぞれの「ほしか」を使って、これまたそれぞれ個性豊かな「いも餅」が作られます。
次回からご紹介します。