土佐あかうし

 日本の肉用牛には黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4つの品種があります。その中で、高知県内で改良された褐毛和種を「土佐あかうし」、「土佐褐毛牛」と呼んでいます。

 褐色の被毛に、目の周囲、鼻、蹄等が黒く「毛分け」という称する毛色が一般的です。
 他の牛と比べてなぜか愛くるしい感じがするのは、目元の間隔、美しい被毛、それ以上にひとなつこい表情のせいです。

 「あかうし」は性質が穏やか。子育ても上手だそうです。
 それをよくあらわすエピソード。

 黒牛の群れの中では、他の牛につらくあたられる牛がでてきます。
 そのいじめられている黒牛を「あかうし」のグループに入れてあげると、仲良く受け入れていくのだそうです。
 そう聞くと、ますます「あかうし」が好きになってしまいます。

仲良くご飯を待っていますね-。

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