コスモスが満開です。

  今、山村のあちこちでコスモスが満開です。

  原産地はメキシコの高原地帯。18世紀末にスペインマドリードの植物園に送られたという記録があります。学名のコスモスは秩序や調和を意味するギリシャ語から名づけられました。
  日本には明治20年頃に渡来したと言われています。
  今はすっかり日本の風景に溶け込み、俳句でも秋の季語になりました。

 

 さて、気を付けてご覧になれば、赤、桃色・白・赤わずかに開花時期に早晩があります。
 真っ先に咲き出すのは何色?最後まで残るのは何色?見慣れたコスモスの花がちょっと面白くなりませんか?

 日当たりと水はけが良ければやせた土地でもよく生育するので、河原や休耕田などに景観植物として植えることも多くなりました。秋、突然広いお花畑に変身した空間が観光客を喜ばせます。

 ただ山村の野山に外来種が広がっていくことへの懸念がないわけではありません。そんなことも思い合せて見るピンクのコスモスは吸い込まれそうな青空に揺れて、ただただ可憐なのでした。

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