欄間(らんま)

伝統的な和室では、障子や襖と天井までの間の空間に透かし彫りしがはめ込まれています。
湿気の多い日本の風土で換気が必要だからとか
採光の役割もある
と言われます。
夜、隣の部屋の明かりが欄間を透かして影を落とすのも風情があるものです。

体験型教育旅行の子どもたちも、よく、欄間が珍しいと喜びます。
田舎の家の魅力のひとつです。

ご紹介するのは高砂をテーマにした欄間。
上は床の間側、長いひげの翁(おきな)が釣り竿を持っています。
右隣にかごを背負った媼(おうな)の後ろ姿が見えます。


下は反対側から見たもの。
媼の穏やかな笑顔が見えます。

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