ツワブキの佃煮

西日本の温暖な海岸に自生するツワブキは、冬、黄色い花を咲かせます。
つややかな葉を食器代わりに盛り付けに使ったりもします。

春先に出てくるツワブキの新芽は茶色い綿を被っててきます。
新芽は柔らかく、この時期に食用にすることができます。
皮をむき、しょうゆやみりんと一緒にくつくつと煮ると薫り高い琥珀色の佃煮ができます。
皮をむいた後のまっ黒くなった爪先も、子供のころの楽しい思い出です。

【愛媛県の「島民宿　つわぶき」さんのお台所から】

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