里芋の揚げ出し

サトイモは日本には縄文時代に伝わったとされ、米が日本に渡来するまで、今の熱帯アジアのように食の中心であったと考えられます。
七夕には、字の上達を願って里芋の葉にたまった露ですった墨で手習いをするという風習があり、四国では秋に「芋炊き」で名月を楽しむ行事があるのは、里芋が食と文化のベースであった時代の名残ではないでしょうか。

 昔は煮っころがしで食べることが多かったようです。
里芋をつぶして下味をつけ丸めて片栗粉をはたき素揚げします。鰹だしのあんをかけてあつあつをいただきます。

 (高知県の農家民宿「はこば」さんのお台所から)

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